中央教育審議会答申『「令和の日本型学校教育」の構築を目指して~全ての子供たちの可能性を引き出す、個性最適な学びと協働的な学び~』は、教員採用試験、教職教養の教師育児時として注目すべきところですね。
この答申についての重要ポイントを数回にわたってお話していきます。
まずは『令和の日本型学校教育』についてを説明していきます。
Instagramのフィードにも投稿していますので、隙間時間にご活用ください。
令和の日本型学校教育とは
今回の『令和の日本型学校教育』については、超重要と思われるところを、できる限り簡潔にまとめてお話していきます。
まず、こちらをご覧ください。
これはInstagramのフィードに投稿した『令和の日本型学校教育まとめ』のものです。
内容が多岐にわたる答申
2021年1月26日にとりまとめとして出された答申『「令和の日本型学校教育」の構築を目指して~全ての子供たちの可能性を引き出す、個性最適な学びと協働的な学び~』は、これからの日本の学校教育の指針として、とても重要な内容が盛りだくさん記載されています。
このことからも、教員採用試験の内容として、注意しておくべき重要事項だということがわかりますよね。
中央教育審議会から出されている、答申の概要は、ぜひ目を通しておきたいところです。
次の文章は、答申の本文の中に記載されているものです。
重要な内容なので、本文をそのまま引用しますね。
新型コロナウイルス感染症対策に伴い臨時休業が行われる中,学びを保障する手段としての遠隔・オンライン教育が注目されるとともに,教師による対面指導や,子供同士による学び合い,地域社会での多様な体験活動など,リアルな体験を通じて学ぶことの重要性も改めて注目された。
子供たちを支える伴走者である教師には,ICT も活用しながら,個別最適な学びと協働的な学びを充実し,子供たちの資質・能力を育成することが求められる。
日本の学校教育はこれまで,学習機会と学力を保障するという役割のみならず,全人的な発達・成長を保障する役割や,人と安全・安心につながることができる居場所としての福祉的な役割も担ってきた。この役割の重要性は今後も変わることはない。
これまで,日本型学校教育が果たしてきた役割を継承しつつ,学校における働き方改革や GIGA スクール構想を強力に推進するとともに,新学習指導要領を着実に実施し,学校教育を社会に開かれたものとしていくこと,また,文部科学省をはじめとする関係府省及び教育委員会,首長部局,教職員,さらには家庭,地域等を含め,学校教育を支える全ての関係者が,それぞれの役割を果たし,互いにしっかりと連携することで,「令和の日本型学校教育」の実現に向けた必要な改革を果敢に進めていくことを期待するものである。
(※中央教育審議会『「令和の日本型学校教育」の構築を目指して~全ての子供たちの可能性を引き出す,個別最適な学びと,協働的な学びの実現~(答申)』より引用)
令和の日本型学校教育|重要用語
『令和の日本型学校教育』についての重要用語を赤字にしました。
前後の文章とともに理解してみてください。
ICT も活用しながら,個別最適な学びと協働的な学びを充実し,子供たちの資質・能力を育成することが求められる。
日本の学校教育はこれまで,学習機会と学力を保障するという役割のみならず,全人的な発達・成長を保障する役割や,人と安全・安心につながることができる居場所としての福祉的な役割も担ってきた。この役割の重要性は今後も変わることはない。
これまで,日本型学校教育が果たしてきた役割を継承しつつ,学校における働き方改革や GIGA スクール構想を強力に推進するとともに,新学習指導要領を着実に実施し,学校教育を社会に開かれたものとしていくこと,また,文部科学省をはじめとする関係府省及び教育委員会,首長部局,教職員,さらには家庭,地域等を含め,学校教育を支える全ての関係者が,それぞれの役割を果たし,互いにしっかりと連携すること。
まとめ
令和の日本型学校教育は、すべてが新しいことではありません。
これまでの日本型学校教育のよさを生かし継承しながら、society5.0の時代に適応できるような学校教育の構築を進めていこうというものです。
これから教師になる皆さんは、知っておくべき内容なので、しっかりと確認しておきたいところです。